ドライヴ感あふれるジャズピアノ「オスカーピーターソンの世界」1968年

音楽レビュー

僕は長い間ロックばかり聴いていたのですが、30代の半ばにさしかかった頃にジャズを聴いてみたいと思い立ち、ジャズのレビューサイトで色々調べた時期がありました。

初心者向けの名盤と紹介されているアルバムを何枚か聴いてみたのですが、いまいちピンときません。

ワルツフォーデビー、カインドオブブルー、モーニンといった有名どころを聴いたのですが、なんかこうグッとこないというか。

ジャズに耳が慣れていないこともあったかもしれません。

もともとハードロックが好みなので、疾走感がある曲がすきなんですよね。

そんかなかでたどり着いたのが、このアルバムです。

オスカー・ピーターソン(p)『The Way I Really Play(オスカー・ピーターソンの世界)』1968年

そもそもこのアルバムレビューが「ジャズ初心者にすすめる最初の1枚は、このアルバムみたいにイントロの数秒でピンとこないと駄目。

何回も聴いてるうちに良さがわかる、なんて悠長なことは言ってられない。」という内容でした。

そうなんですよね、やっぱり最初はわかりやすいのがいいんです。

そこでこのアルバムのイントロを聴くと、最初っからピアノが全速力で走り抜けます。

おー速い速い!しかも色あざやかなメロディ・ライン。ピアノ、ベース、ドラムのいわゆるトリオなんですが、ジャズでこういうドライヴ感あふれるピアノ、というのがとても新鮮に感じます。

【パーソネル】オスカー・ピーターソン(p)/サム・ジョーンズ(b)/ボビー・ダーハム(ds)

 

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