こんにちは、jazz335です。
ここのところ音楽ネタが続いておりますが・・・
今回はオーストラリアのロックバンド、エアボーン(Airbourne)のレビューです。
オーストラリアのロック、オージーロックとは?
アメリカンロック、ブリティシュロックといった名ブランドロックに加えて、オージーロックなる言葉があります。
あまり聞きなれない言葉ですが、オーストラリア産のロックのことです。
代表格がAC/DC。彼らはオーストラリア出身のロックバンドの中ではあまりにも有名ですよね。
しかしながら、他のバンドというと、JET、メンアットワーク、エアサプライ・・・と知っているバンドは数えるほど。
そんな中で、AC/DC直系ともいえるハードロックバンドが今回ご紹介するエアボーン(Airbourne)です。
AC/DCを彷彿させるギターリフ
Airbourne – Live It Up [OFFICIAL VIDEO]
さて、Youtubeの動画をご覧になっておわかりの通り、バンドメンバーのルックスはかなり暑苦しい感じで、ヴォーカルのジョエル・オキーフは目をむき出しにした怖い顔。
ただ、この変顔がビデオを繰り返し見るうちにクセになっていくから不思議です。
そして全員ヘッドバンキングで演奏する姿はヘヴィメタルバンドを連想させますが、そのサウンドは正統派ハードロックです。
そして、AC/DCを彷彿させるシンプルでグイグイ引っ張るようなギターリフです。
イントロの「Let’s GO!」の掛け声で始まるリフが、次のブレイクの後、進行パターンがひっくり返るところもカッコイイです。
これ、怖くて電車の中でiPodを再生して聴けません。
なぜかって?
それは、気が付いたらヘッドバンキングしてる自分に気づくからです・・・
やはりハードロックのかなめはギターリフです。
これがいかにカッコイイか?が、その曲の良し悪しにつながるといっても過言ではありません。
そういう意味では、AC/DCのギタリスト、アンガスヤングは天才だと思います。
リフの生産数とかっこよさは、業界トップレベルにあるのではないでしょうか?
アンガス・ヤングがギブソンのSGにマーシャルアンプという組み合わせなら、ジョエル・オキーフはギブソンのエクスプローラーにマーシャル。
アンガス、マルコム兄弟も、ここまで自分たちのサウンドを再現したバンドの出現に、開いた口がふさがらないことでしょう・・・
そして、コーラスワークはAC/DCよりも、もっと重厚で色あざやかな感じ。
イギリスのロックバンド、デフレパードのような感じです。
そして、エアボーンが単なるAC/DCのパクリバンドでないことは、次のエピソードからわかります。
ジョエル・オキーフは9才の頃からAC/DC、ROSE TATTO、COLD CHISEなどのオーストラリアのバンドのアルバムを好んで聴いていたようです。
9才といえば、一番感受性の高い年頃。
そんな時にAC/DCを始めとしたロックバンドに影響を受けたなら、このサウンドは生まれるべくして生まれたと納得できます。
Airbourne(エアボーン)おすすめのアルバムは?
彼らのデビューアルバムが、2007年に発表されたRunnin’ Wildです。
ダークな感じのヘヴィロックが好きな方におすすめのアルバムです。
おすすめは、シングルカットされたToo Much, Too Young, Too Fast です。
先ほどYoutubeでご紹介した曲、Live It Upが収録された2013年発表の3rdアルバムです。
ちなみに、Live It UpはYoutubeのバージョンと違い、イントロにAC/DCのFor Those About To Rockをおもわせるリフが入っています。
スローテンポの幻想的なイントロに続いて、「Let’s Go!」の掛け声で本編のノリノリロックに転身するあたりがシビレます。
全編を通して、ファーストと比べるとだいぶ垢ぬけた仕上がりで、コーラスワークもカッコよくポップな仕上がりになっています。
それにしても、中身と相反してアルバムジャケットが怖いですね~
あと、彼らのアルバムにはバラード曲がありません。このあたりもAC/DCとの共通点かもしれませんね。