こんにちは、jazz335です。
マンションのネット速度が遅い理由の一つにVDSLよる配線方式があります。光配線に変更すれば解決しますが、工事をともなうため管理会社と交渉しなければいけません。
そこで、今の回線速度を最大限にいかすためのWi-Fi設定を改善する方法について解説します。
マンションのwifiはチャンネル干渉で遅くなる?
一つ目はwifiのチャンネル設定をずらすこと。
以前、wifiルータを買い替えても速度が改善しないことがあり、NTTリモートサービスに問い合わせをして教えてもらいました。
NTTリモートサービスというのは、固定電話の回線料金とは別に月額500円支払いして、パソコントラブルなどの問い合わせができる便利なサービスです。
オペレータからまず聞かれたのが、パソコンのタスクバーにあるwifiアイコンをクリックすると、ネットワークがいくつありますか?とのこと。
自分のパソコンから見ると、自宅ネットワーク以外でwifiの電波が20個も飛んでいます。
オペレータの方によると、この中からパソコンが自分の無線LANに接続する際、チャンネルを変えて電波を取りにいきます。
ところが自宅の外でも相手のルータがチャンネルを変えているので、取り合いした結果つながりにくくなるそうです。これをチャンネル干渉と呼びます。
こういう場合は、無線LANのルータを再起動することでチャンネルが変わり、自分の電波が見えやすくなります。
ルーターの設置方法を見直す
Wi-Fiの電波はアンテナの上下方向は弱く、水平方向が強いという特性があります。特に床の上に直接置くと、電波が床に反射して減少しやすくなります。
障害物がなければ100メートルの距離でも通信が可能と言われていますが、現実にはルーターと機器の間に壁があったり、家電製品から電磁的なノイズが発生することもあります。
木造住宅の壁やふすま、薄い木製のドアであれば影響が少ないと言えます。
これに対してマンションの場合は、鉄筋コンクリート、金属製のドアやキャビネットによって大きく影響を受け、ともすると通信範囲が10メートル程度になることもあります。
金属やコンクリートの壁などの障害物は、電波を吸収したり反射するため減少してしまいます。ですから、家具の隙間や壁際の隅などは設置場所としてふさわしくありません。冷蔵庫やコンロがあるキッチンも避けた方がいいです。
ですから、マンションの間取りの中でできれば中心に、しかも高めの位置に設置するのがいいでしょう。
中継機を利用する
パソコンを使う部屋にWi-Fiルーターを置くのが理想ですが、テレワーク等で別の部屋で仕事をする場合もあります。こうした場合、電波が届きにくくなり壁や遮蔽物の影響も出てきます。
そこで中継機を利用するのも一つの方法です。
中継機は、2つのアンテナを利用して一方のアンテナでWi-Fiルーターと通信し、もう一方のアンテナでパソコンやスマホと通信することで電波の届く範囲を広げることができます。
設置はそれほど難しくありません。通常はWi-Fiルーターへの接続設定を行うだけです。中継機の設定ボタンを押して、Wi-Fiルーター側の「WPS」や「AOSS」ボタンを押します。
コンセントに差し込むタイプが設置しやすく、配線が不要なのでおすすめです。
中継機の設置場所は、Wi-Fiルーターとパソコンやスマホを使う場所の中間で、ある程度強い電波を受信できる場所の方が効果的です。
我が家の場合、奥の洋室の電波が弱く中継機を購入しました。
設置当初はあまり効果が出なかったのですが、Wi-Fiルーターをマンションの間取り図の中央へ移動して、なおかつ110cmの台の上に置いたところ大幅に改善することができました。
無線ルーターのファームウェアをアップデートする
三つ目は無線ルーターのファームウエアのアップデートで改善する
Wi-Fiルータには「ファームウェア」という動作を制御するためのソフトウェアが組み込まれています。
ファームウェアは、脆弱性などの不具合を修正したり、最新の機能に対応するためにアップデートする必要があります。
ほとんどの機種は自動更新に対応していますが、手動でも更新できます。
それでもダメなら回線を見直す
マンションの場合、VDSL方式という回線が多いです。VDSLとはマンションの共有部分までは光回線なのですが、そこから各戸までが電話回線になっているため、そこで速度が低下してしまいます。
マンションの管理会社の了承が取れれば、VDSLから光配線に変更することも可能です。
これについては下記の記事で詳しく説明しています。