こんにちは、jazz335です。
ルパン三世の映画作品の中で名作といえば、1979年に公開された「カリオストロの城」です。
普段は三枚目のルパンや銭形警部が、ラストシーンで見せる数々の名セリフが見どころの一つですよね。
ドラマのワンシーンにカリオストロの城のセリフが!
ところで、皆さんは2017年7月14日から9月15日までTBSで放送されたドラマ「ハロー張りネズミ」を観ましたか?
ぼくはこのドラマにすっかりはまってしまい、オープニングのジャズテーマ曲とともにお気に入りのひとつです。
さて、第3話「蘭子という女 後編」でこんなシーンがあります。
深田恭子が演じる蘭子が、あかつか探偵事務所の所員七瀬五郎(瑛太)に、死んだ父親の死因究明の依頼をするという設定です。
陰謀の影があるこのストーリー展開で、七瀬五郎は危険から彼女を守るために、ビジネスホテルに宿泊させます。
蘭子はホテルの窓から、自分の父親がかつて身を投げたサンダーボルト社のビルを眺めながら、七瀬五郎に「怖いんです」と言いながら体を寄せます。
七瀬五郎は思わず蘭子の背中に手をまわしそうになるのですが、両手は空中をもがきながら、抱きしめたい気持ちを必死に自制し「ばかなこと言うんじゃないよ」と蘭子を自分から引き離します。
おやっ、もしやこれは・・・と思った次の瞬間「あ、いや、今のはその、ルパンのカリオストロの城のラストシーンで、クラリスが・・・」とあわてて弁明します。やっぱり、そういう演出だったんですね!
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カリオストロの城は登場人物のセリフがかっこいい
ルパン三世のアニメ映画シリーズ第二弾「カリオストロの城」は宮崎駿監督の映画初監督作品で、1979年に公開されました。
当時の僕はまだ小学生でしたが、あれから何度もこの映画を観て、今でも印象に残り続ける名作です。
ハロー張りネズミのこのシーンを見て、いてもたってもいられなくなり、カリオストロの城のDVDを借りに近くのツタヤまで向かいました。
この映画を観るのは何年ぶりだろう、と感慨にふけりながら、最初からていねいにストーリーを追いかけます。
1970年代のアニメ映画にもかかわらず、古臭い感じがしません。
当時の製作費は5億円だったそうですが、やはり細かいところまでよくできている映像です。
思わず吹き出しそうになるカーアクションから、高い塔の上からの決死のダイビングまで、見どころが満載でスピード感があります。
しかも登場人物のセリフがかっこいいんですよね。
そうこうするうちに物語は終盤に近づき、問題のシーンがやってきました。
指輪の謎が解け、宮殿の敷地から大量の水が流れだし、湖の底から古代ローマの遺跡が姿を現します。
丘の上からその様子を眺めながら、ルパンが自分のもとから去ってしまうことを察したクラリスは「私も連れてって、どろぼうはまだできないけど、きっと覚えます!」と言いながら、「お願い、一緒に行きたい」とルパンに体を寄せます。
そこでルパンは、クラリスを両手で抱きしめたい気持ちをぐっとこらえながら、「ばかなこと言うんじゃないよ、また闇の中に戻りたいのか?」と優しくさとします。
いやぁ、何度見てもいいですよね、このシーン。
しかし、実は最後においしいところを持っていくのが銭形のとっつあんです。
ルパンが車で去っていくのを手を振って見送るクラリスのもとに、銭形警部が駆け付け「くそぉっ、一足おそかったか!ルパンめ、まんまと盗みよって!」
これに対してクラリスは「いいえ、あの方はなにも盗らなかったわ。私のために戦って下さったんです。」と応えます。
そしてこの映画の最大の感動の名セリフ!
「いや、やつはとんでもないものを盗んでいきました・・・あなたのこころです。」
このシーンが好きなかたは多いんではないでしょうか?
この映画には随所に名セリフがつまっていますが、ラストシーンの銭形警部はホントかっこいいです。
「ルパーン!今度こそ逃がさんぞーっ」というのがこの映画の最後のセリフです。
やっぱり最後のおいしいとこは、銭形のとっつあんに持ってかれてしまいました!