こんにちは、jazz335です。
今日は、最近ハマっている東小金井の二郎系インスパイア「他力也(たりきや)」のレビューです。
野猿二郎は新宿から遠い!けれどもっと近くにクリソツのラーメン店が
ラーメン二郎は、八王子野猿街道店2、荻窪店、ひばりが丘店、新小金井街道店に行きましたが、僕の好みは野猿二郎です。
もともと、深夜ドラマの「ラーメン大好き小泉さん」で2015年6月27日(土)に放送された野猿二郎の映像を見て衝撃を受けたのがきっかけです。
あの、すさまじいボリュームのあるラーメンを食べることができるのか?と半信半疑でしたが、「プチ二郎」という小ラーメンがあることを知り、挑戦した結果無事完食。
それ以来何度か通ったのですが、いかんせん場所が遠いんですよね。
京王線の橋本行に乗って、京王堀之内駅で降りてそこからさらに12分歩きます。
新宿からだと50分近くかかることになります。
しかも着いてからは大行列が待っています。
そんなこともあり、次第に足が遠のいていたのですが、JR中央線の東小金井駅の近くに野猿二郎にクリソツなラーメン店を見つけました。
その名も「他力也(たりきや)」。
2017年5月にオープンした二郎系インスパイヤのお店で、店名の由来は、お店を開くにあたり多くの方の力添えがあったことを忘れないように、ということなんだそうです。
コールについて
それでは、まずはじめに他力也のコールについて説明します。
ニンニク ヤサイ アブラ
油そば(生たまご付)
ニンニク あげネギ ネギ アブラ 魚粉
つけ麺(夏季限定)
ニンニク ヤサイ アブラ ネギ 魚粉
他のお客さんのコールの仕方を注意して聞いていると、
「全マシ」
「ニンニク少なめアブラ多め」
「ヤサイ少なめニンニク少なめ」
「ニンニクとヤサイ少なめアブラ」
「魚粉以外(油そばの場合)」
なんていうコールもあります。
他力也のメニュー&券売機。コールの基本は千円札投入口の下にメモで書かれています。
券売機は2022年4月27日現在の価格です。
僕が注文するときのコールは「ヤサイニンニク」です(ラーメン麺300g 900円)。
麺は硬めでゴワゴワとした食感、スープは微乳化で醤油がシッカリと効いた味。
野菜はモヤシ中心でシャキシャキとした食感がたまりません。
例えば二郎ひばりが丘店だと、これがもっとクタッとした感じなんですよね。
なので僕の好みはシャキシャキです。
ブタはパサパサしておらず、ホロホロと柔らかくてジューシー。
店主は複数のラーメン店で修業をされたそうですが、食べた瞬間「これって野猿二郎?」と感じました。
そしてブタは野猿二郎のように無造作に塊でゴロン、と入っているのではなく、丁寧に厚めにスライスしてくれています。
ニンニクはレンゲですくい上げて丼のふちに置き、箸でその都度ラーメンとヤサイに少しずつトッピングしながら食べ進めていきます。
こうすることで、仕上げにスープを飲み干すときに、ニンニク辛くなるのを防ぎます。
あと、ニンニクの食べ方でもうひとつあります。ニカタツさんのYoutubeの「ラーメン二郎1ヶ月生活」で見てなるほど、と思った食べ方です。
まず、ニンニクは先ほどと同じようにレンゲに移して、丼の端に置いて待機させます。
そして、ヤサイ、麺と食べ進めてブタが顔を出したら、崩れないようにそっと箸ではさんで手前に引き寄せます。
次に、先ほど待機させておいたニンニクを半分ほどブタの上に載せます。画像の通りこんな感じにします。
ジューシーで柔らかなブタで、ニンニクをくるむようにして食べてみます。
こうすることで、ブタの柔らかな食感とニンニクの粒が絶妙にマッチして、辛すぎることなくニンニクの風味を存分に楽しめます。
ほかには、オプションで生たまご50円を注文して、そこにニンニクを投入するという食べ方もあります。
ここに麺やヤサイを入れて食べると、たまごのまろやかさとニンニクの風味が程よくマッチして、また違った美味しさを発見できます。
ラーメン(800円)のボリューム感は野猿二郎のプチ二郎とほぼ同じで、この上に大盛りラーメンがあります。
他力也の汁なし油そば
さて、いつもはラーメンを頼むのですが、今日は前から気になっていた油そば。
他力也の注文は入口横にある券売機で購入するのですが、油そばの場合は「ラーメン900円」と「油そばに変更100円」の2つのボタンを押します。
100円アップになる理由は、生卵がトッピングされるからでしょうか?
無料トッピングはニンニク、あげネギ、ネギ、アブラ、魚粉の5種類あります。
今回のコールは「ニンニクあげねぎアブラ」にしました。
ここの1ロットは4杯で、油そばは最後に提供されます。ですから、店主が自分を飛ばして他の人に「どうぞ」と聞いても焦らず待ちます。
待っている間に厨房を観察していると、チャーシューはロットごとにブロックから丁寧に切り分けています。
さて、お待ちかねの着丼。
ラーメンに比べて少なめに盛られたヤサイの中央に卵黄がのっていて、そのまわりをチャーシューそしてトッピングのニンニク、あげねぎ、アブラが囲んでいます。
ところでみなさんは油そばを混ぜて食べる派ですか?
僕は混ぜない派です。
とろりとした卵黄をレンゲを使って慎重に丼の端に寄せつつ、そっと崩してパンチの効いた醤油ダレをマイルドに変化させて食べるパート。
ニンニクの辛味と風味を楽しむパート。
そしてあげねぎのパート、とそれぞれのトッピングの違いを楽しむのが好きなんですよね。
麺は太麺でワシワシとした食感で、これはラーメンと同じ。
醤油ダレはほぼラーメンのスープと同じ濃さでしょうか?いわゆる油そばの、タレ+油という構図ではなく、あくまでも豚骨醤油ダレで食べるといった感じです。
油そば本来のオイリーな感じが好きな方は、トッピングでアブラをコールした方がいいかもしれません。
あげねぎはカリカリとした食感で、フライドオニオンみたいな味です。
このあたりは珍珍亭、丸善、宝華といった油そばの名店がありますが、その中でも二郎系油そばとして独特の存在感がある一杯です。
夏季限定つけ麺のお味は?
今日は、他力也夏季限定メニューのつけ麺をいただいてきました。
7月に提供開始のメニューは、店主に聞いたところ「9月ごろまでやります。ツイッターにも載せます。」とのこと。
これを楽しみに行かれるかたは、ぜひ事前に@higakotarikiyaでチェックすることをおすすめします。
つけ麺の券売機の買い方は「ラーメン900円」と「つけ麺に変更120円」の2つのボタンを押します。
写真のコールは「ヤサイ、ニンニク、魚粉」です。
ほかにもアブラ、ネギが無料トッピングできます。
150円プラスになる理由を自分なりに考えてみましたが、おそらく麺をざるにあげた後水でしめる工程があるからだと思います。
その分、提供に時間もかかり回転もわるくなる分、コストアップとなっているのではないでしょうか?
つけ麺は油そばと同じようにロット(1ロット4杯)の一番最後に提供されますので、トッピングを聞かれるまで待ちましょう。
店主につけ麺いつまで?と聞いた時も「学生さんがね・・・」という言い方してたところから推測すると、学生が夏休みで比較的店がすいてるときだから出せるメニューかな?とも思いました。
というのも、つけ麺、美味しいです!僕は、油そばよりも断然こっちの方が好きです。
あと、ラーメンと比べて食べやすいのも魅力です。
通常、他力也のラーメンはヤサイが山盛りで盛られているため、下から麺をひっぱりだしつつ、ヤサイの山を崩さないように注意しながら食べる、というある種の技術が必要です。
当然、前半戦ではヤサイをスープにつけることができません。
ところがつけ麺の場合は、ヤサイと麺を大きめのスープ椀に投入して、最初からしっかりとスープにからめて食べることができます。
ちなみにつけ麺スープは、ラーメンよりもかなりカエシが強い感じ。
ですが、僕は最後まで飲み干しました。スープ割りしてくれるとうれしいのですが・・・
というわけで、他力也の夏はつけ麺がオススメです。
他力也の営業情報、混み具合、行列は?
ここのお店は住宅街の中にあることもあり、まだその存在があまり知られていないのか、土曜日のお昼ごろでも行列はできていません。
→2021年6月時点では、平日でも11:30の開店前には行列ができていて開店と同時に満席になります。
注意点は、営業時間が変更になったり不定期で休むことがあるところでしょうか。
材料切れで早めに閉店する等の情報がツイッターに随時アップされるので、行く前にチェックするのをお勧めします。
他力也
東京都小金井市梶野町5丁目5−7
https://twitter.com/higakotarikiya
お店のすぐ目の前にコインパーキングがあり、付近にもいくつかあるので車で行かれる場合でも駐車場の心配はないと思います。
川崎市の高津区(JR南武線 武蔵新城)にある二郎系「ラーメンゼンゼン」についてはこちらの記事を参照願います。